システムの特徴と方向性
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システムの構築にあたり、留意した点を以下に示す。
- 自然な3次元仮想空間が構成されること。そのためには、
画像の生成・提示の幾何学を十分考慮する必要がある。
- 高速であること。オペレータと仮想環境との相互作用が
実時間で生じるために必要である。
- 自由度が大きいこと。本システムはオペレータの
動作として17自由度を計測しているが、これにより、オペレータの
自然な動きを仮想環境の中で実現することができる。
- 環境への自己投射性があること。自分の体や腕などが
見えることにより、オペレータが仮想環境の中へ入り込んだような
感覚を与える。
- 異種感覚情報に対応可能なこと。本報告では
視覚系を中心にシステムを構成したが、他の感覚情報の付加・拡張が
無理なく行えることが必要である。
Yasuyuki Yanagida
Tue Sep 20 17:43:06 JST 1994