バイポーラトランジスタの動作

IB=Is(eqV/nkT1)
横軸:VBE (0VBEmax)
縦軸:IB
hfe=100
横軸:VCE (0Vss)
縦軸:IC
ベース-エミッタ間の電圧-電流特性 コレクタ-エミッタ間の電圧-電流特性
×hfe
入力電圧
VBE= 0.0500 V
コレクタ抵抗:R= 1.1e+10 Ω
VCE= 4.4 V
IC= 5.9e-11 A
横軸範囲
VBEmax= 0.100 V

Is の値は仮に設定した値(1.0×1013)で,電流の値もそれに基づく適当な値です.
入力横軸範囲の値に従って,グラフの最大電流がベース電流最大値の hfe 倍になるよう,コレクタ抵抗 R の値を設定しています.

ベース-エミッタ特性の入力電圧範囲 VBEmax が 0.1 V ぐらいだと教科書によくある説明図の形になります. VBEmax の値を 0.6~0.7 Vぐらいにすると,実際のトランジスタの動作に近くなります. そのとき,IB が急激に立ち上がる電圧付近の狭い範囲で,電流が大きく変化します. このことから,ベース-エミッタ間にバイアス電圧をかける必要性が確認できます.


更新履歴


作成: 2020年4月23日 / 更新日: 2023年3月23日
Yasuyuki YANAGIDA
[自作教材集]